韓国で7月31日に放送されたSBS水木ドラマ「大丈夫、愛だ」(脚本:ノ・ヒギョン、演出:キム・ギュテ)第4話ではチャン・ジェヨル(チョ・インソン)の友達で彼を追いかけていたハン・ガンウ(EXO ディオ)が、実在の人物ではないことが明らかになった。これまで謎だった男子高校生ハン・ガンウの正体が瞬時に明かされ、視聴者に衝撃を与えた。
この日ハン・ガンウは足と顔を血まみれにしてチャン・ジェヨルの元を訪れた。彼の部屋がある階まで上がったハン・ガンウは、チャン・ジェヨルとチ・ヘス(コン・ヒョジン)の前に現れた。チャン・ジェヨルのそばにいるチ・ヘスを見たハン・ガンウは、血だらけの顔で「お姉さん綺麗です」と無邪気に話し、視聴者をさらに切なくした。それだけではなかった。公園でチャン・ジェヨルを待ち、別で会ったハン・ガンウは、チャン・ジェヨルに冷たく突き放され、さらに視聴者を切ない気持ちにした。
突き放そうとしたが、どこか惹かれる心があったのか、チャン・ジェヨルは再びハン・ガンウを抱きしめた。母を殴ろうとする父を自分が殴ったと拳を見せるハン・ガンウを、優しく温かく抱きしめてあげたのだ。短いハグだったが、二人の気持ちが通じていることが分かるシーンだった。特にハン・ガンウへのチャン・ジェヨルへの切ない気持ちが現れた。
仲直りした二人の時間は楽しかった。髪の毛をかき乱し、一緒に走ってハン・ガンウの好きな女子生徒の後ろ姿を見守った。塾から女子生徒を追いかけたハン・ガンウは、女子生徒の後ろ姿だけを見守りながら幸せそうな様子を見せた。そんなハン・ガンウを見るチャン・ジェヨルの姿はとりわけ明るかった。これまで見せたことのない明るい笑顔でハン・ガンウに接した。彼のために女子生徒の部屋に石を投げて逃げる姿も微笑ましかった。
しかし、秘密はすぐに明かされた。制服を着て入った女子生徒はいつの間にか大きく育った成人女性の姿で、一緒に走っていた二人もいつのまにか一人になった。ハン・ガンウと一緒にがむしゃらに街を走っていたチャン・ジェヨルは、ハン・ガンウがいない道に一人残された。それでもチャン・ジェヨルは最後まで走った。謎だったハン・ガンウの正体が、実はこの世に存在しない人であることが明かされ、二人の関係にさらに大きな関心が集まっている。
これまで二人の男のツーショットは新鮮で、微笑ましい雰囲気だった。違うと見せながらもハン・ガンウのことを気にかけるチャン・ジェヨルの姿や、「今もお父さんが殴るのか」と彼を心配する気持ちが表れたのだ。ハン・ガンウはそんなチャン・ジェヨルに努めて明るい姿を見せ、チャン・ジェヨルの前に現れ続けて愛を求めた。友人のような、違うような、それでも友人のような二人の姿を完成させた。
チャン・ジェヨルとハン・ガンウ、二人の最後のツーショットが持つ意味は特別だった。これまでクールに見え、何事にも堂々としているように見えたチャン・ジェヨルの中にも、心理的な問題が生まれていることを示唆したのだ。ハン・ガンウがチャン・ジェヨルの心の中で分裂して生まれた存在なのか、チャン・ジェヨルの過去なのかは正確に明かされていない。しかし、チャン・ジェヨルがすぐにハン・ガンウの正体に気付くと見られている中、二人がどのように別れるのか、もしくは共存するのかに関心が集まる。
チャン・ジェヨルとハン・ガンウのツーショットは、これを一緒に作り上げたチョ・インソンとディオの魅力が加わった結果。「EXOだからキャスティングされたのではない」とディオを褒め、大切にしていたチョ・インソンの姿と、現場で彼を本当に慕っているディオの姿はカメラを通して伝わり、予想よりもはるかに感動的なワンシーンを作り上げた。俳優に変身し、安定した演技力を見せているディオと彼を大切に思うチョ・インソンのこれまで見ることの出来なかった“男同士の化学反応”がどこまで続くかに関心が集まる。
ドラマ「大丈夫、愛だ」は完璧なルックスと華麗な話術を持つロマンチックな推理作家のチャン・ジェヨルと、一見クールに見えるが実は誰よりも人間的な精神科医のチ・ヘスが恋に落ちることで繰り広げられることを描いたラブコメディーだ。韓国で毎週水、木曜日の夜10時に放送されている。
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