KBS2の新水木ドラマ「乱暴なロマンス」は、チャンスさえあれば一発殴ってやりたい男を警護しなければならない女と、最も危険なアンチの女から警護されなければならない男のラブストーリーを描いたラブコメディである。
映画「同い年の家庭教師」(03)、ドラマ「波乱万丈のミスキムの10億作り」(04)と「恋愛時代」などを執筆した脚本家パク・ヨンソンと、ドラマ「噂のチル姫」(06)、「太陽の女」(08)を演出したペ・ギョンスプロデューサーが組んだ作品として期待を集めている。
「乱暴なロマンス」の初回放送を控えて、知っておけばドラマがより面白くなる3つのポイントをまとめてみた。
1. 乱暴で無知なカップルの登場
「乱暴なロマンス」にはタイトル通り、乱暴で無知なカップルが登場する。私設警備会社「ケビン・チャンの小屋」の新入警備員であるユ・ウンジェとプロ野球の2010年優勝チームである「レッド・ドリーマーズ」のレギュラー2塁手パク・ムヨルの二人である。初対面の時から殴り合った二人は、自分の生活を守るためにそれぞれ警護を受ける野球選手と警護をするボディガードの“ふり”をするようになる。このカップルの乱暴で無知な戦いはこのドラマの見所である。ムヨル役のイ・ドンウクは2日開かれたドラマの製作発表会で「こんな言葉さえ知らないのかと思えるくらい無知な一面を見せることになるだろう」と話した。一方、ユ・ウンジェ役のイ・シヨンは、役作りのために女優としてはかなり勇気の要るショートヘアにし、代役なしの“生々しい”アクションに注目が集まっている。
2. 少女時代のジェシカも演技に挑戦
「乱暴なロマンス」にはガールズグループ少女時代の「氷姫」ジェシカも出演する。すでにミュージカル女優として活躍したことのある彼女であるが、テレビドラマへの出演は今回が初めてである。ジェシカの役カン・ジョンヒは、つかみ所のない性格だが可愛らしい容姿を誇る画家で、ムヨルの初恋の相手でもある。8話に初めて登場し、16話までムヨルとウンジェの間で混乱を与える役だ。ムヨルを巡ってボーイシュな女ウンジェとジョンヒが繰り広げる心理戦も見所の一つとなっている。
3. さらに名助演も
「乱暴なロマンス」には主役のイ・シヨン、イ・ドンウク、ジェシカのほかにも主役をより輝かせてくれる助演が多く登場する。オ・マンソク、ファン・ソニ、イ・ウォンジョン、イ・ハンウィなど「乱暴なロマンス」に出演する助演は、すでに様々な作品でめざましい活躍を見せてきた。ミュージカル界の代表的なスターで演出家でもあるオ・マンソクは、レッド・ドリーマーズの候補外野手のチン・ドンス役で“心の広い大人”を演じる。またドラマ「サイン」でサイコパス(精神病質者)役を驚くほどリアルに演じたファン・ソニは、チン・ドンスの妻オ・スヨン役を演じ、良妻賢母の姿を見せる。
様々な作品でコミカルな演技と真剣な演技を自由にこなし大きな人気を得たイ・ウォンジョンは、ウンジェの父で豪快な海の男、ユ・ヨンギル役を演じる。図々しくとぼけた演技と話術でお茶の間に笑いを与えてきたイ・ハンウィは、私設警備会社「ケビン・チャンの小屋」代表のケビン・チャン(本名チャン・ドクス)役を演じることになった。紳士的に見えるが、実は軽薄な本性を持っている二重人格者の演技を披露する予定だ。
個性に満ちたストーリーとユニークなキャラクターが武器のドラマ「乱暴なロマンス」が、同じ日に放送を開始するライバルドラマ、MBCの「太陽を抱く月」とSBSの「お願い、キャプテン」との競争でどんな戦いを繰り広げるだろうか。
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