再び病院へと運ばれるウジン母。
病状は落ちつくのですが、家に連れて帰ったことが間違いだったのではないかと悩むウジン父は、ユン博士にまた、相談します。
家に連れて帰ったものの苦しむ彼女を見ていて辛いと話すウジン父に、無菌室で抗癌治療を受けるのも辛い、とどちらを取っても患者は苦しむことを話す博士です。
ウビンの家ではウビンは朝から出かけていています。
まだ、体面のことを言うウビン母に、体面とウジンの人生とどっちが重要かと言っているウビン父。
ウビンはユギョンのマンションの前にいます。
電話をかけるのですが、電源を切っているユギョン、ウビンは直接ユギョンの部屋へとやって来ます。
傷つけたこと、冷たくしたこと、努力すると約束したのに守れなかったことを謝るウビン。
ユギョンも謝ってくれてありがとう、と素直にウビンの謝罪を受け入れます。
出国する時、空港まで送ろうと言うウビンなのですが、それは断るユギョンです。
祖母宅には学習机が配達されて来ます。
差出人はジュヨン母。チャンノの入学祝です。
お礼を言わなくちゃ、とジュミに電話をかけ、母がまた入院したことを知るジュヨン。
電話を替わってもらい、直接母にお礼を言うジュヨンです。
ジュミは母が家に帰ればジュヨンは会いに来にくいだろうから、と病院に母に会いに来るようにと誘います。
ジュヨン達の母親がまた入院したことを聞いた祖母は、自分が一生彼女を許さない、なんて言っていたために病気になったんだ、などと自分を責めています。
ウジン父はウジンに、幸せにしてやりないのに、どうしていいか分からない、と言っています。
旅行は？などと提案するウジンなのですが、病状がよくなく、行けそうにありません。
ジュヨンの方は母親に会いに行きます。
机のお礼を言うジュヨン、それと一緒に祖母が泣いていた、と言う話をします。
自分のためにおばあさんが泣いた、と聞いて驚く母。
さっそくおばあさんのところに電話をかける母親です。
おばあさん、かならず治して、病院から出て来るようにと言っています。
お母さんは子供たちと暮らしていた頃を思い出し、動物園の話になります。
退院したら動物園に行こうと話す3人です。
そして、ユギョンは韓国を出国。
見送りは断られたのですが、空港へとやって来たウビン、別れのあいさつをして去って行くユギョンです。
ウジン母は退院。
ウジン父はふたを開くとバレリーナーが回り出すオルゴールとバレエの公演のチケットを退院祝いに用意しています。
ウジン母が小さい頃バレリーナになりたかった、と言っていたことを思い出したのね。
バレリーナにあこがれていたものの、バレエの公演は一度も見たことがない、と喜ぶ母です。
ウビン姉の方は相変わらず、見合い相手の母親の要求にこたえられず、苦労しています。
そして、ウビンは結婚は破談になったけれど、留学には予定通りに行きたいと父に言っています。
でも、行き先はアメリカからイギリスに変更することにします。
ジュミとジュヨンは約束通り、母親とともに動物園へと出かけています。
母のためにウジンは車いすを用意しています。
写真を取り、楽しい時間を過ごす母娘たち。
次は昔よく行った銭湯に一緒に行こう、などと約束しています。
ウビンは留学に行くため、荷物をまとめています。
机の引き出しから、カップルリングが出て来て、しばらく見つめるウビン。
そして、ジュヨンの家の前まで来て、心の中で別れの挨拶をしたウビンはイギリスへと旅立っていきます。
ウジン母の方は結局体調が悪く、バレエ公演に行くことは叶いません。
ジュミから、お母さんがひどく悪いと聞いた祖母は決心したようで、見舞いに行きます。
病気は私のせいだ、とウジン母を許さなかったことを後悔するおばあさん。
そして、お母さんらしいこともしなくちゃならないだろう、と励ますおばあさんです。
赦してくれてありがとうございます、と言うウジン母に、元気にならないと、とおばあさんは重ねて力づけて帰って行きます。
ウジン父の方は今度はヨーロッパクルーズに行こう、とチケットを準備しています。
必ず一緒に行こう、と約束を交わす二人です。
そして、ウビン母に会いたい、と言って呼ぶウジン母。
昔の過ちを許してください、と乞うウジン母に、もう、恨む気持ちは残っていないと言うウビン母。
ウジン母は、ジュヨンとウビンの話を持ち出します。
自分が死んだら、もう、関係ないですよね、と言うウジン母。
過ぎたことを…と言うウビン母に、私が死んで、もし、万一、二人がまた会うことになったら、その時は受け入れて、と頼むウジン母です。
ウジン父の方は公演にいけなかったウジン母のためにDVDと大型プロジェクターを用意しています。
ベッドにウジン父と並んでバレエを見るウジン母。
疲れて来たのか頭をウジン父の方に凭せ掛けるウジン母。
ウジン父が肩を抱きしめている中、ウジン母が目を閉じ、身体の力だ抜けて行きます…。
1年後。
ウビン姉と見合い相手だった男の間には赤ちゃんが生まれています。
ジュヨンの仕事は順調なようで、靴の店をオープンしたようです。
お母さんが天国から助けてくれたんだ、などと言っているジュヨン。
ウジンとジュミの夫婦には妊娠の知らせ。
ウビンも韓国に帰って来ました。
ウジン母のところに挨拶に行け、と言われ、墓所へと出向くウビン。
直前にジュヨンが来ていたのですが、近くですれ違ってしまいました。
でも。
道を歩いているウビンは偶然、一軒の靴屋の前で立ち止まり、ショーウィンドウを覗きこみます。
中にいるのはジュヨン。
ジュヨンの店なのね。
ジュヨンもウビンには気付かず、ショーウィンドウに靴を並べ始めます。
そうしているうちに、ふと視線を上に向けると、胸のネックレスから下がった二つのカップルリングです。
お互いに気付き、微笑む二人です。
完
お母さんは亡くなったものの、それでも幸せな亡くなり方でした。
だけど、結局はお母さんの病気と死がウビン母とおばあさんの赦しを引き出し、ジュミとジュヨンのラブラインでの解決になってしまったんですね。
病気で全てを丸く収めて、というのは、私はちょっとずるい、と思ってしまうんですよ。
でも、話の見せ方が美味かったので、毎回それなりに楽しく見られました。千回のキス DVD-BOX 1+4
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