2014年5月23日星期五

【ドラマレビュー】「会いたい」最終回、視聴者が求めていたのはそれではなかった

いたい」が残したもの…現実のスヨンの癒しはこれからだ

どんでん返しはなかった。ジョンウ(JYJ ユチョン)はスヨン(ユン・ウネ)の変わりにヒョンジュン(ユ・スンホ)が撃った銃に撃たれ、ヒョンジュンもまた警察が撃った銃で倒れた。二人とも意識を失った。先に意識を取り戻したのはジョンウだった。ジョンウとスヨンは、約束通り初雪の降る日に、2人だけの結婚式を挙げ、さらに愛し合うことを約束した。その後目覚めたヒョンジュンは記憶を失い、重刑を言い渡された。少なくとも、見た目にはハッピーエンドだった。

「会いたい」の結末で見られた、いくつかの惜しいポイント
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性的犯罪の被害者を主人公に掲げたロマンスドラマMBC会いたい(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)が最終回を迎えた。懸念していた悲劇はなかったが、脚本家は最後まで優しくなかった。倉庫に連れて来られたスヨンに、14年前の悲惨な事件を記憶させることで、再び恐怖の記憶を注ぎ込んだのである。ジョンウとスヨンを離すためのヒョンジュンの計略だったとは言え、性的犯罪の被害者の“癒し”を掲げたドラマが、最終回で再びその傷に触れるべきだったのかは疑問だ。つまり、してはいけないことだった。
更に結末でのヒョンジュンもまた、もう1人の被害者であることを強調したという点で、なぜあえてヒョンジュンをサイコパスの連続殺人犯に描写したのかも分からない。この日ジョンウとスヨンは子どもの頃を思い返しながら、「もしヒョンジュンも共に公園で出会い、幸せな少年時代を送っていれば、どうだっただろうか」との想像した。ヒョンジュンもまた親世代の歪んだ欲望がもたらした被害者であることを間接的に伝え、ヒョンジュンの悪行を理解させる“心理的な免罪簿”を与えたのである。

その結果銃に撃たれた後、全ての記憶を失って学習能力さえも失ったヒョンジュンの姿を見ながら、視聴者は「かわいそう」という反応を見せている。多くの人を殺した“連続殺人犯”に送る同情にしてはやり過ぎた感がある。脚本家がヒョンジュンというキャラクターのバランスを取れなかったという点、それにも関わらずユ・スンホの演技は見事すぎたと言う点は、このドラマにおいて最後まで残念なポイントとして残る。

ジョンウはまたどうか。14年間スヨンを待ち続けて結婚というゴールに至ったが、最後まで父とは和解できなかった。ドラマの唯一の悪役とも言えるハン・テジュンが、一夜にして生まれ変わることも可笑しいが、ジョンウにとってもう一つの傷と言える父の存在が、変わらず待たなければならない対象として残るべきだったのかは、最後まで疑問だ。

世の中の全てのスヨンの“癒し”はこれから
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 最も大きい問題はやはり、性的犯罪の被害者の癒しが、きちんと行われなかったというところにある。“癒し”を諦め“復讐”にこだわることによって、“社会的ロマンス”というアイデンティティを、自ら壊してしまったことまでは理解しても、いきなり「10ヶ月後」という字幕で時間を飛ばしてしまったのは、制作スタッフの無責任に近い。

10ヶ月後のスヨンとジョンウは、すべての悪い記憶から自由になったように見え、満面の笑みを浮かべ、お互いへの信頼と愛で傷を癒したように見えた。10ヶ月という長い歳月の間、何があったかは分からない。しかし視聴者が本当に観たかったのは、癒しが行われたその10ヶ月ではなかっただろうか。

しかし、残念に思う必要はない。傷は魔法で癒されるわけではない。時には時間を必要とし、信頼が前提とされるべきで、愛の力で待たなければならない。そして最初から満足するわけにはいかない。「会いたい」は終わったが、現実の中のスヨンとジョンウは依然として苦痛の時間の中で身悶えている。彼らの心身を慰める“慰めの歌”は、これからでも始まるべきだ。

制作スタッフは会いたいを通じておよそのリズムだけを提供した。これからそのリズムにメロディを乗せ、歌詞を書くのは我々の仕事だ。スヨンとジョンウを忘れず、彼らが癒され再び生きる理由を作ることこそが、11.6%の最終視聴率が持つ意味ではないだろうか。現実のスヨンとジョンウが頑張ることを、そして再び立ち直ることを心から願いたい。会いたい DVDCO.JP 激安通販 6000円以上、全国送料無料ですよ!」 

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